EXHIBITIONS

若冲と京の美術―京都 細見コレクションの精華―

伊藤若冲 雪中雄鶏図 江戸中期 展示期間:4月10日~5月5日

伊藤若冲 糸瓜群虫図 江戸中期 展示期間:5月7日~5月23日

伊藤若冲 鼠婚礼図 1796

 三重県立美術館では、京都にある細見美術館のコレクションによる展覧会「若冲と京の美術―京都 細見コレクションの精華―」を開催する。

 細見美術館は、細見良(1901〜1979)にはじまる細見家三代のコレクションの展示施設として、1998年に開館。そのコレクションは、日本美術の各時代・分野を網羅する優品により構成されている。

 細見家三代の審美眼によって選び抜かれた質の高い美術品は、日本美術の各時代・分野を網羅。また、今日高い人気を誇る江戸時代の京絵師・伊藤若冲(1716 ~ 1800)をいち早く評価し、若冲の画業を概観できるコレクションを形成した。このコレクションの特色を生かし、開館以来、日本美術のもつ多彩な魅力を発信し続けている。

 本展では、同館の貴重なコレクションのなかから、若冲の作品15点を紹介するほか、「京」をテーマに厳選した名所図や物語絵、茶陶・茶の湯釜、琳派の絵画を紹介。若冲作品、そして若冲を生み育んだ「京」の歴史・文化を伝える古美術品の数々が縦糸横糸に織りなす、美術の奥深さを楽しみたい。