EXHIBITIONS

秋山佑太、髙橋銑「破線と輪郭」

2021.03.13 - 04.25

秋山佑太、髙橋銑「破線と輪郭」展 メインビジュアル

秋山佑太 参考画像 「芸術競技」展(FL田SH、東京、2020)での展示風景

秋山佑太 Plasterboard on the rooftop 2018

秋山佑太 地蔵堂修繕 2016

髙橋銑 アポトーシス:膠 2020 Photo by Jukan Tateishi

髙橋銑 Cast and Rot 2019 Photo by Keizo Koku

髙橋銑 人間がニンゲンになるとき 2019 Photo by Shunsuke Takamizawa

 アーティストの秋山佑太と髙橋銑による2人展「破線と輪郭」が、宮城県・石巻市のART DRUG CENTERで開催。会期は3月13日~4月25日。

 秋山は1981年東京都生まれ。長年建築作業員として従事した経験により得た視座をもとに、社会から捨て置かれた都市空間の諸要素を抽出し作品化する。廃棄された場所や廃棄物が社会のヒエラルキーの底辺にあるという意識から開放し、「移動」「集積」といった方法で、いままで見たことがないような風景を立ち上げる。主な展覧会に、「芸術競技」(FL田SH、東京、2020) 、「Super Circulation / 超循環」(EUKARYOTE、2018)などがある。

 髙橋は1992年東京都生まれ。2012年から近現代彫刻の保存修復に従事しながら、人間存在と普遍的な存在としての作品をテーマに、彫刻や映像、インスタレーションなどを発表。自分の存在そのものにも疑いを持ち、等身大の自身をモチーフとして事物の不確かさを鑑賞者に提示する。主な個展に、「二羽のウサギ」(The 5th Floor、東京、2020) 、「In a Grove」(LEESAYA、東京、2020) 。2019年に平山郁夫文化芸術賞を受賞。

 現在アーティストとして作品を制作することを活動の本義とする両者に共有するのは、建築、美術の制度に対し、互いに黒子として関わってきた経験である。本展では2人の備えた匿名性を生み出す手つきと、個別の人間の振る舞いを反射させ合うことで、人間存在の営為について再考する。

 本展の会場となるART DRUG CENTERは、1996〜2006年にかけて、アーティストの有馬かおるが、キワマリ荘(犬山)内で運営していたスペース。名前は「アートは人の心を治療する薬である。」に由来し、10年間に141回の展覧会を開催した。07年に活動を終えたが、「Reborn-Art Festival 2019」より現在の石巻市にて復活し、守章と有馬かおるによって運営されている。

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