EXHIBITIONS
筆魂 線の引力・色の魔力
又兵衛から北斎・国芳まで
すみだ北斎美術館は、絵師の魂を感じる「肉筆画」のみを集めた展覧会「筆魂 線の引力・色の魔力―又兵衛から北斎・国芳まで―」を開催する。
肉筆画の「肉」とは「生身」を意味し、絵師が絵筆で直接、紙や絹に描くことを示す。肉筆画のほうが、錦絵や摺物といった浮世絵版画よりも発生は古く、複雑で奥深い彩色技法や、描き手の筆づかいを直接感じることができる。
本展は、浮世絵の源流である「肉筆画」を通して、300年に及ぶ浮世絵の歴史を展観。浮世絵の先駆とされる岩佐又兵衛をはじめ、浮世絵の始祖である菱川師宣、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川国芳など、浮世絵師およそ60人の肉筆画約125点を展示する。
出品作のうち重要文化財や重要美術品も多数。見どころのひとつとなるのが新発見の作品《青楼美人繁昌図(せいろうびじんはんしょうず)》(前期展示) だ。葛飾北斎が、勝川春好、勝川春英など4名の勝川派絵師たち、そして歌川豊国とともに遊郭の女性たちと太鼓持ちを描いた作品で、北斎とほかの絵師の意外な交流関係を見ることができる。
肉筆画の「肉」とは「生身」を意味し、絵師が絵筆で直接、紙や絹に描くことを示す。肉筆画のほうが、錦絵や摺物といった浮世絵版画よりも発生は古く、複雑で奥深い彩色技法や、描き手の筆づかいを直接感じることができる。
本展は、浮世絵の源流である「肉筆画」を通して、300年に及ぶ浮世絵の歴史を展観。浮世絵の先駆とされる岩佐又兵衛をはじめ、浮世絵の始祖である菱川師宣、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川国芳など、浮世絵師およそ60人の肉筆画約125点を展示する。
出品作のうち重要文化財や重要美術品も多数。見どころのひとつとなるのが新発見の作品《青楼美人繁昌図(せいろうびじんはんしょうず)》(前期展示) だ。葛飾北斎が、勝川春好、勝川春英など4名の勝川派絵師たち、そして歌川豊国とともに遊郭の女性たちと太鼓持ちを描いた作品で、北斎とほかの絵師の意外な交流関係を見ることができる。