EXHIBITIONS

瀧本幹也 写真展「AFTERIMAGE」

THE TOWER HOTEL NAGOYA 4F GALLERY SPACE “ on hold ”
2021.02.04 - 02.28

瀧本幹也 『FLEUR』より

瀧本幹也 『FLEUR』より

瀧本幹也 『FLEUR』より

『Multiple exposure』より

 写真家・瀧本幹也の個展「AFTERIMAGE」がTHE TOWER HOTEL NAGOYAのギャラリースペース「on hold」で開催される。

 瀧本は1974年愛知県生まれ。94年より藤井保に師事。98年に写真家として独立し、瀧本幹也写真事務所を設立。 広告写真をはじめ、グラフィック、エディトリアル、自身の作品制作活動、コマーシャルフィルム、映画など幅広い分野の撮影を手がける。主な作品集に『LAND SPACE』(2013)、『SIGHTSEEING』(2007)、『BAUHAUS DESSAU』(2005)などがある。

 また12年からは映画の撮影にも取り組み、初めて携わった『そして父になる』(是枝裕和監督作品)が第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門審査員賞を受賞。15年には『海街diary』が第39回日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞した。

 本展では、2つの新作シリーズ「Multiple exposure」と「FLEUR」が展示される。

「Multiple exposure」は多重露光で撮影された作品。「1枚のネガフイルムのなかに、いくつかの違った時間が共存する面白さがある」と瀧本は言う。いっぽう「FLEUR」は、これまで花を被写体とすることを避けてきた瀧本が、新型コロナウイルスが引き起こした世界の混乱のなかで、植物の生命力の美しさと儚さをとどめておきたいという、思いに駆られたことから制作された。

 本展の会場「on hold」は、2020年10月に名古屋テレビ塔内に誕生したホテル「THE TOWER HOTEL NAGOYA」内にあるギャラリースペース。泊まれるギャラリールームとして、アートに浸り一晩を過ごすことができる(1日1組限定、予約・宿泊料は別途必要)。