EXHIBITIONS

内と外 Back to Real 展

2021.02.01 - 02.15

メインビジュアル

小林和史 還元 Reduction 2021

河合政之 Trans-flux No.1 2019

甲斐 さやか Untitle 2020

 グループ展「内と外 Back to Real」がKOMAGOME1-14casで開催。本展には、小林和史、河合政之、甲斐さやかの3名が参加する。

 小林は美術家、創作哲学家。MDS(三宅デザイン事務所)パリコレクションデザイナーを経て独立。甲斐とともに「outsect」を設立し、HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE、HERMÈS、Chaumetなどのブランドやアーティストとのコラボレーション、また施設アートディレクションを手がけている。美術家の活動としては、国内外での展覧会やイベントへの参加、映像や美術コスチュームの制作などを行う。

 河合はヴィデオ・アーティスト、理論家。哲学的かつ先鋭的な映像、インスタレーション、パフォーマンスを世界各地で展開している。これまで、ROPPONGI THINK ZONE(森美術館主催)、クイーンズ美術館(ニューヨーク)、Chi-Wen Gallery(台湾)、MORI YU GALLERY(東京・京都)などで個展を開催。近年では、アート・バーゼル香港2018や台北當代2020などで高い評価を受ける。主著に『リフレクション:ヴィデオ・アートの実践的美学』(水声社、2018)。

 甲斐は映画監督、小説家。脚本・監督を務めた『オンディーヌの呪い』が、「山形国際ムービーフェスティバル2014」準グランプリ、「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015」奨励賞を受賞し、パリの「Maison de la Culture du Japon」で上映された。同じく『赤い雪 Red Snow』は、「マラケシュ国際映画祭」(2018)コンペティション部門にノミネートされ、「ジャパン・フィルムフェスティバル・ロサンゼルス」(2019)で最優秀作品賞を、「高崎映画祭」(2020)で新進監督グランプリを受賞。小説『シェルター』が『別冊文藝春秋』(2020年7月号)に掲載された。

 本展は、映像ユニットとしても活動してきた小林と甲斐が主宰する「outsect」の企画によるもの。小林は新作を、河合と甲斐は旧作から「内と外」を意識させる作品を発表する。