EXHIBITIONS

第13回恵比寿映像祭「映像の気持ち」

東京都写真美術館、日仏会館、地域連携各所ほか
2021.02.05 - 02.21

メインビジュアル

渡辺豪 積み上げられた本 2019〜2020 参考図版 「停滞フィールド」展(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2020)より 写真=加藤健 画像提供=Tokyo Arts and Space

カワイオカムラ ムード・ホール 2019 参考図版

Keiken 拡張されたメークアップ講座 2020 参考図版 委嘱=FACT Liverpool Augumented Empathy IGTV, episode 2. Commissioned by FACT Liverpool. Supported using public funded by Liverpool City Council.

エミール・コール ファンタスマゴリー 1908 東京都写真美術館蔵

スタン・ヴァンダービーク ポエム・フィールド No.2 1966 配給=Electronic Arts Intermix(E.A.I.)

シシヤマザキ とにかくなにかをはじめよう 2020 作家蔵

ペトラ・コートライト sssss//////^^^^^^^  2011 作家蔵 参考図版

トニー・アウスラー 1,2,3 1996 東京都現代美術館蔵

 映像とアートの国際フェスティバル「恵比寿映像祭」の第13回が開催。2021年は「映像の気持ち」を総合テーマに、見る人の感情を動かす映像の力に着目し、そして「『動画』であるということ」に焦点を当てる。

 主な会場となるのは、東京都写真美術館、日仏会館。また本祭の連携プロジェクト「YEBIZO MEETS」として、恵比寿界隈の文化施設やギャラリーなどで、映画、アニメーション、実験映像、ドキュメンタリー、現代美術ほか、多様なジャンルの映像表現が展開される。

 東京都写真美術館では、3DCGアニメーションを手がけるアーティスト・ユニットのカワイオカムラをはじめ、日本を代表するアニメーション監督のひとり・湯浅政明や、オランダの若手監督ヴィンセント・ボーイ・カース、機械学習を使った作品で注目される韓国のチョ・ヨンガク、欧州を拠点に活動し、仮想現実の技術を駆使するアーティストユニット・KEIKENらの作品を上映・展示。また、多種多様な古今東西のアニメーション作品を紹介し、その潮流や制作過程をひも解くプログラムなども行う。

 日仏会館ギャラリーでは、3DCGを用いた作品の可能性を探求するアーティストの渡辺豪が、最新の映像インスタレーションを恵比寿版として発表。ライブラリー・スペースを改装してつくられたギャラリーに大画面を設置し、自室に積みあげられた書籍を1冊ずつ3DCGに描き起こして再構成したアニメーションを公開する。

 この他、トークやシンポジウムなど多様なプログラムをオンラインで実施。15日間の上映・展示・イベントを通して、「映像(動画)」の魅力を楽しむ手がかりを提示し、映像とともに生きる現在を見つめ直す機会をつくる。

 各プログラム・イベントの詳細および最新情報は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。