EXHIBITIONS

大広重展

ー東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界ー

2021.01.16 - 03.21

歌川広重 名所江戸百景 亀戸梅屋舗 1857(安政4) 個人蔵

歌川広重 東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景 1833(天保4)頃 個人蔵

歌川広重 東海道五拾三次之内 庄野 白雨 1833(天保4)頃 個人蔵

歌川広重 名所江戸百景 大はしあたけの夕立 1857(安政4) 個人蔵

 歌川広重は、言わずと知れた名作「東海道五拾三次」を世に送り出した浮世絵師。広重が描いた日本の原風景を通して、郷愁へ誘う展覧会「大広重展 ー東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界ー」が開催される。

 本展では、歌川広重の不動の名作「東海道五拾三次」と晩年に描いた俯瞰図「五十三次名所図会」を比較して展示。また、フランスの後期印象派の画家たち、とりわけ、フィンセント・ファン・ゴッホを魅了した「名所江戸百景」を合わせ、郷愁と叙情の世界を、四季の雪月花になぞらえて紹介する。

 また参考出品として、歌川豊国、歌川国定、菊川英山などが雪月花をテーマとした名品を特別に展示。名だたる絵師たちの作品が集う本展で、新たな日本の魅力を再発見できるだろう。