万代洋輔「digitus」

　写真を主軸に制作を行うアーティスト・万代洋輔の個展「digitus」がTARO NASUで開催される。

　万代は1980年生まれ。東京を拠点に活動。不法投棄された廃棄物を再構成し、撮影した「蓋の穴」シリーズを代表作のひとつとして、近年では道端に落ちているものを集め、スキャナーで読み取る作品などを手がけている。

　4年ぶりの個展となる本展は、フクロウのコノハズクの剥製を出発点に、擬態についての考察が、写真や絵画、デジタル技術などの異なる領域を行き来しながら展開されるという。

　TARO NASUのウェブサイトでは、本展に寄せられた中村史子（愛知県美術館学芸員）のテキストを掲載している。