EXHIBITIONS

写真家ドアノー/音楽/パリ

ロベール・ドアノー  音楽好きの肉屋 パリ 1953年2月 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー 流しのピエレット・ドリオン パリ 1953年2月 ゼラチン・シルバー・プリント ©︎ Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー  サン=ジェルマン=デ=プレのジュリエット・グレコ 1947年 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー イヴ・モンタン 1949年 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー レクリューズのバルバラ パリ6区 1957年12月 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー  パリ祭のラストワルツ パリ 1949年7月14日 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー バレエ「カルメン」の衣装合わせ、イヴ・サン=ローランとジジ・ジャンメール 1959年 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー 運河沿いのピエレット・ドリオンとマダム・ルル パリ 1953年2月 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー 雨の中のチェロ 1957年 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

ロベール・ドアノー ロベール・ドアノーのセルフポートレート ヴィルジュイフ 1949年 ゼラチン・シルバー・プリント © Atelier Robert Doisneau / Contact

 フランスの国民的写真家、ロベール・ドアノーと「音楽」とのかかわりをテーマにした展覧会「写真家ドアノー/音楽/パリ」が、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催される。

 ロベール・ドアノー(1912〜1994)は、パリを舞台に多くの傑作を生みだし、世界でもっとも愛されている写真家のひとり。パリ郊外のジャンティイで生まれ、自動車メーカー「ルノー」の カメラマンを経て、フリーとして活動。『ヴォーグ』誌や 『ライフ』誌でファッション写真を始めとして多くの写真を発表した。とくにパリの庶民の日常をとらえた写真の評価は高く、現在でも世界各地で写真展が開かれ続けている。

「日常生活のなかで偶然出会う、小さな種のような瞬間をカメラに収め、それが人々の心のなかで花開くことを思うと大変うれしい」と語ったドアノー。その写真家人生のなかで多くの音楽家と出会い、多大な影響を受けた。

 本展は、パリの街角にあふれる様々な音楽シーンを題材に、ドアノーが1930〜90年代にかけて撮影した作品約200点が来日。時代を彩ったアーティストたちの姿とともに、ドアノー独自の音楽的感覚に富んだ写真で、シャンソン、オペラ、ジャズ、ロックなど、パリの音楽をめぐる。

 本展は、2018〜19年春にかけて「フィルハーモニー・ド・パリ」内の音楽博物館で開催され大好評を博した展覧会をもとに、日本向けに再構成した巡回展。ドアノーの愛機カメラ「ローライフレックス」の日本初出展も予定している。

※2021年3月20・21・27・28日の4日間に限りオンラインによる入場日時予約が必要。