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EXHIBITIONS

ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展

2021.01.30 - 03.28

フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラー 磁器の花瓶の花、燭台、銀器 1839 ©︎ LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房 ペルセウスとアンドロメダ 1622以降 ©︎ LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna

ウィーン窯・帝国磁器製作所:ヨーゼフ・ガイアー 金地花文クラテル形大花瓶 1828頃 ©︎ LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna

「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」があべのハルカス美術館に巡回する。

 オーストリアとスイスに挟まれ、世界で唯一、君主の家名を国名に冠する小国・リヒテンシュタイン。この地を統治するリヒテンシュタイン侯爵家は、優れた美術品を収集することを一族の栄誉であるとして家訓に掲げ、世界でも屈指の規模を誇る個人コレクションを形成してきた。

 12世紀以来の長い歴史をもつリヒテンシュタイン侯爵家が、歴代にわたって引き継いできたコレクションは、その華麗さから宝石箱にも例えられ、世界の注目を集めている。

 本展では、侯爵家秘蔵のルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)、クラーナハ(父)を含む北方ルネサンス、バロック、ロココ、さらにイタリアなどの油彩画とともに、ヨーロッパでも有数の貴族の趣向を色濃く反映した優美な陶磁器は、ウィーン窯でつくられたものを中心に全126点が並ぶ。