EXHIBITIONS
紫舟「春宮秘画展」
書家、アーティストの紫舟(ししゅう)が手がけた春画を展示する「紫舟 春宮秘画展」が、代官山T-SITE GARDEN GALLERYで開催。会期は12月19日〜12月25日まで。
日本の伝統文化「書」を、絵、彫刻、メディア・アートへと昇華させ、多くの注目を集めている紫舟。2014年にフランス国民美術協会展において書画で金賞を、彫刻で最高位金賞を日本人として初めてダブル受賞。なかでも文字を平面上から解放させた彫刻は、甲冑文字以来の文字の歴史を踏襲し、東西の線に対する思考の相違を明確にしたことが、「北斎は立体を平面に、紫舟は平面を立体にした」と評された。
15年にも同展において日本人では横山大観以来となる「主賓招待アーティスト」に選出されるなど、アーティスト・紫舟の名を不動のものとし、文字のもつ感情や理を表現する作品を通じて、世界へと日本文化を発信し続けている。
本展では、紫舟が「浮世絵(春画)」を新しい斬り口で再構築した作品を厳選して展示する。
浮世絵の特徴である「輪郭線」を絵から抜き取り、墨蹟彫刻として空中で引き直すことで、浮世絵を点と線が重なったレイヤー構造に再構築した作品は、紫舟が着想から4年の歳月を費やしたもの。木版を摺り重ねた浮世絵の奥行が、紫舟の筆によって再び立ち現われる。
また会場では、絵画作品に加え、紫舟が監修した蒔絵万年筆、ガラスペンなども発表・販売される。
日本の伝統文化「書」を、絵、彫刻、メディア・アートへと昇華させ、多くの注目を集めている紫舟。2014年にフランス国民美術協会展において書画で金賞を、彫刻で最高位金賞を日本人として初めてダブル受賞。なかでも文字を平面上から解放させた彫刻は、甲冑文字以来の文字の歴史を踏襲し、東西の線に対する思考の相違を明確にしたことが、「北斎は立体を平面に、紫舟は平面を立体にした」と評された。
15年にも同展において日本人では横山大観以来となる「主賓招待アーティスト」に選出されるなど、アーティスト・紫舟の名を不動のものとし、文字のもつ感情や理を表現する作品を通じて、世界へと日本文化を発信し続けている。
本展では、紫舟が「浮世絵(春画)」を新しい斬り口で再構築した作品を厳選して展示する。
浮世絵の特徴である「輪郭線」を絵から抜き取り、墨蹟彫刻として空中で引き直すことで、浮世絵を点と線が重なったレイヤー構造に再構築した作品は、紫舟が着想から4年の歳月を費やしたもの。木版を摺り重ねた浮世絵の奥行が、紫舟の筆によって再び立ち現われる。
また会場では、絵画作品に加え、紫舟が監修した蒔絵万年筆、ガラスペンなども発表・販売される。


