EXHIBITIONS
ルート・ブリュック 蝶の軌跡
フィンランドを代表するアーティスト、ルート・ブリュックの日本初個展「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」が新潟県立万代島美術館に巡回する。
ブリュック(1916〜1999)は1942年から約50年にわたり、アラビア製陶所・美術部門のアーティストとして活動。独自の釉薬や型の技術を開発し、国際的な北欧デザイン・工芸ブームの一翼を担った。60年代からタイルピースを組み合わせた抽象的な作品へと移行し、市庁舎や大統領邸などの公共空間に設置する大規模な作品も手がけた。
愛らしい図柄の陶板から膨大なピースを組み合わせた迫力あるモザイク壁画まで、陶芸の既成概念にとらわれない作品を世に送り出したブリュック。本展は、2016年にブリュックの生誕100年を記念してフィンランドとスウェーデンで開催された大規模な回顧展をベースに、新たな要素を加え、作品約200点を通じて作家の創作の軌跡をたどる。
また、ブリュックの長女で現代アーティストのマーリア・ヴィルカラによるインスタレーション《心のモザイク―ルート・ブリュック、旅のかけら》を展示するほか、フィンランドで制作されたブリュックの人生をたどるドキュメンタリー映像を上映。さらに新潟会場では、グラフィックデザイナーの亀倉雄策がかつてコレクションしたブリュック作品も並ぶ。
東京ステーションギャラリーでの開催を皮切りに、兵庫、岐阜を巡回し、大きな反響を呼んだ本展は、新潟県立万代島美術館が最終会場となる。
ブリュック(1916〜1999)は1942年から約50年にわたり、アラビア製陶所・美術部門のアーティストとして活動。独自の釉薬や型の技術を開発し、国際的な北欧デザイン・工芸ブームの一翼を担った。60年代からタイルピースを組み合わせた抽象的な作品へと移行し、市庁舎や大統領邸などの公共空間に設置する大規模な作品も手がけた。
愛らしい図柄の陶板から膨大なピースを組み合わせた迫力あるモザイク壁画まで、陶芸の既成概念にとらわれない作品を世に送り出したブリュック。本展は、2016年にブリュックの生誕100年を記念してフィンランドとスウェーデンで開催された大規模な回顧展をベースに、新たな要素を加え、作品約200点を通じて作家の創作の軌跡をたどる。
また、ブリュックの長女で現代アーティストのマーリア・ヴィルカラによるインスタレーション《心のモザイク―ルート・ブリュック、旅のかけら》を展示するほか、フィンランドで制作されたブリュックの人生をたどるドキュメンタリー映像を上映。さらに新潟会場では、グラフィックデザイナーの亀倉雄策がかつてコレクションしたブリュック作品も並ぶ。
東京ステーションギャラリーでの開催を皮切りに、兵庫、岐阜を巡回し、大きな反響を呼んだ本展は、新潟県立万代島美術館が最終会場となる。