EXHIBITIONS
生誕100年 石元泰博写真展 生命体としての都市
生誕100年を迎える写真家・石元泰博の過去最大規模となる回顧展が東京都写真美術館で開催される。
石元は1921年アメリカ・サンフランシスコ生まれ。3歳のとき両親の郷里である高知県に戻り、39年高知県立農業高校を卒業。同年に渡米し、終戦後はニュー・バウハウス(シカゴ・インスティテュート・オブ・デザイン)にて写真技法と、石元作品の基礎をなす造形感覚の訓練を積んだ。
69年に日本国籍を取得。丹下健三、磯崎新、内藤廣など日本を代表する建築家の作品を多く撮影したことでも知られる。紫綬褒章(1983)、勲四等旭日小綬章(1993)を受章し、96年に文化功労者となる。2006年、高知県立美術館に作品や資料の寄贈がされ、3万5000点におよぶプリント作品などが収蔵されている。これら石元コレクションを社会の共有財産として管理し、研究・普及するため2013年に「石元泰博フォトセンター」 が発足され、現在に至っている。
モダンデザインの思想をシカゴで学び、厳格な画面構成と造形意識から、日本にとどまらず国際的に高い評価を得ている石元。本展では石元の「都市」への視線にフォーカスし、都市と人間のあり方を問いかけるシカゴや東京のシリーズ、桂離宮や伊勢神宮から日本の伝統建築にモダニズムを見出した建築写真群、半世紀あまりをともに歩んだ多重露光によるカラー作品のシリーズ、そして晩年に取り組んだ「刻」や「シブヤ、シブヤ」などを展示する。
なお本展は、東京都写真美術館、高知県立美術館、東京オペラシティ アートギャラリーの3館による共同企画展。東京は2会場での同時期開催(東京オペラシティ アートギャラリーの会期は2020年10月10日〜12月20日)、写真家が10代を過ごした高知では、2021年1~3月に回顧展の開催を予定している。
石元は1921年アメリカ・サンフランシスコ生まれ。3歳のとき両親の郷里である高知県に戻り、39年高知県立農業高校を卒業。同年に渡米し、終戦後はニュー・バウハウス(シカゴ・インスティテュート・オブ・デザイン)にて写真技法と、石元作品の基礎をなす造形感覚の訓練を積んだ。
69年に日本国籍を取得。丹下健三、磯崎新、内藤廣など日本を代表する建築家の作品を多く撮影したことでも知られる。紫綬褒章(1983)、勲四等旭日小綬章(1993)を受章し、96年に文化功労者となる。2006年、高知県立美術館に作品や資料の寄贈がされ、3万5000点におよぶプリント作品などが収蔵されている。これら石元コレクションを社会の共有財産として管理し、研究・普及するため2013年に「石元泰博フォトセンター」 が発足され、現在に至っている。
モダンデザインの思想をシカゴで学び、厳格な画面構成と造形意識から、日本にとどまらず国際的に高い評価を得ている石元。本展では石元の「都市」への視線にフォーカスし、都市と人間のあり方を問いかけるシカゴや東京のシリーズ、桂離宮や伊勢神宮から日本の伝統建築にモダニズムを見出した建築写真群、半世紀あまりをともに歩んだ多重露光によるカラー作品のシリーズ、そして晩年に取り組んだ「刻」や「シブヤ、シブヤ」などを展示する。
なお本展は、東京都写真美術館、高知県立美術館、東京オペラシティ アートギャラリーの3館による共同企画展。東京は2会場での同時期開催(東京オペラシティ アートギャラリーの会期は2020年10月10日〜12月20日)、写真家が10代を過ごした高知では、2021年1~3月に回顧展の開催を予定している。