EXHIBITIONS

開館50周年

日本画ベストアーティスト10

とっておきの名画ずらり

2020.08.31 - 11.30

橋本関雪 唐犬図 1941(昭和16)年頃 足立美術館蔵

竹内栖鳳 雨霽(左隻) 1928(昭和7)年 足立美術館蔵

上村松園 待月 1944(昭和19)年 足立美術館蔵

 明治から昭和にかけて活躍した日本画家たちの作品を数多く所蔵している足立美術館。明治から昭和までの時代、画家たちが新たな表現を追求し、伝統を踏まえつつも西洋画の表現を取り入れる、また斬新なモチーフを描くなど、日本画壇全体が活気にあふれていた。

 そして政府主催の展覧会開催や美術団体などが結成され、作品発表の場が広がるなかで、多くの人の注目を集めた時代を代表する巨匠たちが生まれた。その熱意に満ちた個性豊かな作品は、いまでも人々を引きつける魅力にあふれている。

 開館50周年記念展の第3弾となる本展では本館展示室すべてを使用し、同館のコレクションを代表する10人の巨匠、横山大観、竹内栖鳳、川合玉堂、菱田春草、上村松園、橋本関雪、安田靫彦、川端龍子、榊原紫峰、伊東深水を紹介。画風や題材は様々ながら、いずれも近代の日本画壇で数々の名作を発表し、確固たる地位を築いた巨匠たちの名画が一堂に揃う(会期中展示替えあり)。