EXHIBITIONS

元田敬三「渚橋からグッドモーニング」

©︎ Motoda Keizo

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 元田敬三は1971年大阪生まれの写真家。95年に大阪ビジュアルアーツ専門学校へ入学し、在学中に第3回準太陽賞を受賞した。97〜98年までの1年間、大阪新聞に路上で出会った人々の写真とエッセイを連載したことが写真の原点となり、その後も路上を舞台に心動かされる人や光景を撮り続けている。

「写真とは人出会うためにもっとも有効な手段である。とともに、写真は行為であり恋である」。こう語る元田は、心に思うままにシャッターを切り、スナップショットで時代を切り開いてきた。

 本展では、2018年から現在まで居住地である神奈川県・逗子の海岸や、家族などの身近な人々を日付入りカラーポジフィルムで毎日撮影しているシリーズから約100点を展示。同シリーズからは、日常に寄り添った、ピュアでやわらかなまなざしが生んだ叙情を感じ取ることができるだろう。

 会期中の9月19日には、ゲストに飯沢耕太郎(写真評論家)を迎えたギャラリートークを開催。また、映写機によるスライドショーも同時に行う。