EXHIBITIONS

柚木沙弥郎「絵本の仕事」展

柚木沙弥郎 絵本『せんねんまんねん』原画 表紙

柚木沙弥郎 絵本『せんねんまんねん』原画

柚木沙弥郎 絵本『せんねんまんねん』原画

柚木沙弥郎 絵本『ぎったんこばったんこ』習作 

柚木沙弥郎 人像 ガラス絵

柚木沙弥郎 猫を抱く少女 ガラス絵

柚木沙弥郎 トコ 立体 神奈川県立近代美術館蔵 撮影=佐藤克秋

 型染めの第一人者であり、版画、絵本、立体作品など多方面で活躍する柚木沙弥郎は、1922年に東京で生まれ、97歳になったいまもなお新作を次々に発表し、精力的に制作活動を続けている。

 アートを楽しみ、「たのしくなくちゃ、つまらない」をモットーとしてきた柚木。日常にあるものから発想し、自由な心から生まれた柚木の作品は、生き生きとして生命力に満ち溢れ、見る人の心を温かく、嬉しい気持ちにさせてくれる。

 本展は、そんな柚木が70歳を過ぎてから制作活動を始めた「絵本」に焦点を当てた初の展覧会。絵本原画を中心に、書籍の装丁や挿画、立体作品やガラス絵、蒐集品など約150点を紹介する。

 染色家という垣根を超え、様々な顔を持つアーティスト・柚木沙弥郎の独創的で魅力的な世界を楽しみたい。