EXHIBITIONS

夢二に学ぶ、恋のいろは

― 失恋体験から、モテ仕草まで ―

2020.07.01 - 10.25

竹久夢二・画 薔薇の戯れ 1926

 センチメンタルな画風の「夢二式美人画」作品をはじめ、大正ロマンを象徴する存在として広く知られる詩人画家・竹久夢二(1884〜1934)。

 明治・大正期の雑誌に発表した数々のイラストレーションをはじめ、日本画・水彩画・油彩画・木版画、またデザイン分野の作品を手がけ、さらに詩、童謡の創作にも才能を発揮し、詩画を融合させた芸術を開花させた。いっぽう私生活では、ドラマチックな恋愛を重ね、その波乱万丈な人生も、作品とともに注目されてきた。
 
 本展では、夢二が考える理想の女性像や男女関係、また恋人たちを振り返りながら、恋愛に絡めて表現した絵画や詩歌、また写真資料などを展示。恋愛遍歴と実体験から生まれた夢二の格言や、時代を超えた恋のメッセージを紹介する。

 さらに夢二の友人・知人の恋愛事情にも迫り、100年前の恋愛観についても考察する。