EXHIBITIONS
練馬区立美術館開館35周年記念
Re construction 再構築
練馬区立美術館は開館35年目を記念し、現代の作家とともに同館の所蔵作品を再解釈し、新たな視点を提案する展覧会を開催。本展には、青山悟、大小島真木、冨井大裕、流麻二果の4名が参加する。
工業用ミシンを用い作品を制作し、機械と人との関わりや労働のあり方など、ミシンに纏わる様々な問題を浮かび上がらせる青山、鳥や森、菌、鉱物、猿など異なるものたちの環世界を自身に内在化し、物語る装置としての絵画や壁画を描く大小島、既製品に最小限の手を加えることでそれらを固定された意味から解放し、色やかたちを与えることで「彫刻」としての新たな可能性を模索する冨井、そして抽象的な色面で構成した絵画をはじめ、近年はダンスパフォーマンスの美術・衣装、建築空間の色彩を監修するなど幅広く活動する画家の流。
本展では、各作家へ同館の所蔵作品を再構築した作品制作を依頼し、プレ展示(2階展示室のみ使用、7月8日~8月2日)にてその制作過程や思考・テーマを紹介。その後、本展示(8月9日~9月27日)にて新作旧作を同時に公開する。
展示構成は、練馬区立美術館の所蔵作品を「歴史」の面から紹介する章に始まり、画材の選択や個々人の視覚・色覚に左右される「色」のセクションを流が、イメージを投影する「メディア」については青山が担当。展示室という「空間」は冨井が、それらを受け取る「身体」の章は大小島が手がけ、これらをたどりながら、美術館における鑑賞全体の再構築へとつなげていく。
各作家が基点とする所蔵作品は、松岡映丘の《さつきまつ浜村》(担当:流麻二果)、池上秀畝《桜花雙鳩・秋草群鶉図》(担当:大小島真木)、小野木学の油彩画(担当:冨井大裕)や郭徳俊の「大統領シリーズ」(担当:青山悟)など。35年間の練馬区立美術館の蓄積を経て、36年目の新しい扉が開かれる。
工業用ミシンを用い作品を制作し、機械と人との関わりや労働のあり方など、ミシンに纏わる様々な問題を浮かび上がらせる青山、鳥や森、菌、鉱物、猿など異なるものたちの環世界を自身に内在化し、物語る装置としての絵画や壁画を描く大小島、既製品に最小限の手を加えることでそれらを固定された意味から解放し、色やかたちを与えることで「彫刻」としての新たな可能性を模索する冨井、そして抽象的な色面で構成した絵画をはじめ、近年はダンスパフォーマンスの美術・衣装、建築空間の色彩を監修するなど幅広く活動する画家の流。
本展では、各作家へ同館の所蔵作品を再構築した作品制作を依頼し、プレ展示(2階展示室のみ使用、7月8日~8月2日)にてその制作過程や思考・テーマを紹介。その後、本展示(8月9日~9月27日)にて新作旧作を同時に公開する。
展示構成は、練馬区立美術館の所蔵作品を「歴史」の面から紹介する章に始まり、画材の選択や個々人の視覚・色覚に左右される「色」のセクションを流が、イメージを投影する「メディア」については青山が担当。展示室という「空間」は冨井が、それらを受け取る「身体」の章は大小島が手がけ、これらをたどりながら、美術館における鑑賞全体の再構築へとつなげていく。
各作家が基点とする所蔵作品は、松岡映丘の《さつきまつ浜村》(担当:流麻二果)、池上秀畝《桜花雙鳩・秋草群鶉図》(担当:大小島真木)、小野木学の油彩画(担当:冨井大裕)や郭徳俊の「大統領シリーズ」(担当:青山悟)など。35年間の練馬区立美術館の蓄積を経て、36年目の新しい扉が開かれる。