EXHIBITIONS

藍のファッション展

2020.04.07 - 09.06

展示風景より

展示風景より

展示風景より

展示風景より

 着物人口が減少し続けているなか、いまも幅広く親しまれている「ゆかた」。本展はゆかたを基軸に、全3章を通して日本の藍の衣装と藍染めの魅力をひも解く。

 第1章では、絞り染めや、失われつつある長板中形(ながいたちゅうがた)、籠染め(かごそめ)などの技法を取り上げ、江戸時代のゆかたから人間国宝・清水幸太郎(1897〜1968)などによる作品を展示。続く第2章では、2010年代のゆかたを、現代のドレスコードに合わせたコーディネートで披露するほか、有松絞りや藍染めなどを用いながらも、伝統的な「着物」のかたちにとらわれず新たな感性で作品を発表しているアーティストやファッションブランドを紹介する。

 そして第3章では「本藍」をテーマに構成。藍の葉を原料とする「すくも」を用いた灰汁などで発酵建てする、伝統的な工程を経て生み出された染織作品などをドキュメンタリー映像とともに公開する。
 
 主な出品作家・ブランドは、清水幸太郎、小宮康正、新道弘之、松原伸生、福本潮子、関美穂子、Suzusan、matohuなど。幅広い作家やブランドが手がけた50点超の作品により、藍のファッションの伝統と現在(いま)を紹介する。

※来館にあたっての注意事項および最新情報は公式ウェブサイトにて案内。