EXHIBITIONS
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子
鴻池朋子 ちゅうがえり
アーティゾン美術館は、⽯橋財団コレクションと現代美術家が共演する「ジャム・セッション」展を毎年1回開催。第1弾となる今回は、絵画や彫刻、インスタレーションを通して、芸術を問い直すアーティスト・鴻池朋子を迎える。
鴻池は1960年秋田県生まれ。人間は変容を繰り返すひとつの生物であるととらえ、近代がつくり出した美術館や博物館という「型」や「分類」を丁寧に再考し、現在の私たちに沿ったものへと組み直すことを試みている。その活動は、従来の作家中心の視点とは大きく異なり、旅の途中で出会う人々の言葉や手を借り、ときには太陽や台風、植物や昆虫やバクテリアなど、様々な地球の手立てを借りて生きていくための制作を行う。
アーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する「ジャム・セッション」。本展は、鴻池の円形状の新作インスタレーションを中心に展開し、また瀬戸内国際芸術祭2019で発表した幅12×高さ4メートルの《皮トンビ》のそばには、ギュスターヴ・クールベの《雪の中を駆ける鹿》や、アルフレッド・シスレーの《森へ行く女たち》などが対話をするように設置され、室内に野生の気配が立ち込める。
そして各展示室のあいだには、熊や狼の毛皮、木、ビニール、陶物、毛糸などの素材がぶら下がる、森の小径が出現。それらをくぐり抜けると、視覚以外にも触覚や嗅覚、聴覚など身体全体で原初的な感覚が呼び覚まされ、鴻池が「みる誕生」と名づける、未知なる鑑賞の驚きや豊かさがもたらされる。
※最新情報、入館にあたっての注意事項やチケットの予約方法は公式ウェブサイトにて案内。
鴻池は1960年秋田県生まれ。人間は変容を繰り返すひとつの生物であるととらえ、近代がつくり出した美術館や博物館という「型」や「分類」を丁寧に再考し、現在の私たちに沿ったものへと組み直すことを試みている。その活動は、従来の作家中心の視点とは大きく異なり、旅の途中で出会う人々の言葉や手を借り、ときには太陽や台風、植物や昆虫やバクテリアなど、様々な地球の手立てを借りて生きていくための制作を行う。
アーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する「ジャム・セッション」。本展は、鴻池の円形状の新作インスタレーションを中心に展開し、また瀬戸内国際芸術祭2019で発表した幅12×高さ4メートルの《皮トンビ》のそばには、ギュスターヴ・クールベの《雪の中を駆ける鹿》や、アルフレッド・シスレーの《森へ行く女たち》などが対話をするように設置され、室内に野生の気配が立ち込める。
そして各展示室のあいだには、熊や狼の毛皮、木、ビニール、陶物、毛糸などの素材がぶら下がる、森の小径が出現。それらをくぐり抜けると、視覚以外にも触覚や嗅覚、聴覚など身体全体で原初的な感覚が呼び覚まされ、鴻池が「みる誕生」と名づける、未知なる鑑賞の驚きや豊かさがもたらされる。
※最新情報、入館にあたっての注意事項やチケットの予約方法は公式ウェブサイトにて案内。