EXHIBITIONS

品川亮「Nature’s first green is gold,」

品川亮 牡丹図 2020

品川亮 桐図 2020

品川亮 梔子図 2020

 日本画の可能性を追求するアーティスト・品川亮の個展が、銀座 蔦屋書店のアートウォールギャラリーで開催される。

 品川は1987年大阪府生まれ。日本画を学びながら、イタリア、スイスにて海外生活を経験。日本の伝統的な絵画表現に現代性を加えることで、絵画の可能性を探求している。これまで日本、ソウル、台北などアジアを中心に、バーゼルやニューヨークほか国内外で作品を発表。主な個展に、「GOLD,WHITE AND BLACK 」(AIR 加茂なす、京都、2020)、「Aphotic Utopia」(アンテルーム京都、2018)、「SHINAGAWA RYO solo exhibition」(京都芸術的中心、2015)などがある。

 大和絵、琳派、狩野派など、伝承された日本美術の表現や素材を引用しながら、「いま」の日本人だからこそ描くことのできる現代の日本絵画を問い続ける品川は、制作において箔や岩絵具、墨を用いた絵画作品やフィルムを使った立体作品など様々な表現方法に挑む。

 大胆な筆跡で描かれた花は、水墨画や書に見られる筆致と、抽象表現主義以降、現代絵画に多く見られるブラシストロークを取り入れることで、日本の絵画のアップデートを試行。また植物の花の部分のみを単純化して描写した作品は、日本独特の「型」に置き換える行為に基づいており、中国から伝わった漢字を単純化した「ひらがな」から着想を得た制作方法で描かれている。

 近代制度のなかで発展した「日本画」が中断した、本来日本人が問うべき表現である「日本の絵画」とは何か、そのあるべき流れを担い再考する品川。本展では、品川がこれまで一貫して追求してきた「新たな日本の絵画の可能性」を紹介するとともに、個展開催にあわせ、オンラインでも作品を公開する。