EXHIBITIONS

市制50周年・開館25周年記念

過去と未来を紡ぐもの

―きっと、私たちはあの頃を忘れてしまうから―

芳賀日出男 籾種を蒔く 1956

鬼頭鍋三郎 糸車 1937-38頃

伊藤寧俊 アンティークを陶で 1999

関野凖一郎 東海道五十三次 池鯉鮒 1974

 地域の芸術文化活動の拠点として1995年に開館し、今年開館25年を迎える高浜市やきものの里かわら美術館。同館では、テーマである「瓦」のほかに、瓦屋根を描いた絵画、屋根のある風景を撮影した写真、瓦素材の魅力を表現した立体作品など、屋根や風景に関連した美術作品と、郷土作家を中心とした良質のコレクションを形成してきた。

 社会にとって価値のある美術作品を後世に残す役割を持つ美術館。本展では「過去と未来を紡ぐもの」と題して、かわら美術館が25年間で収集し守ってきたコレクションより、高浜市にゆかりのある作家の作品を含む、絵画、写真、工芸、彫刻など多彩な分野の作品を紹介する。

 出展作家は、浅岡勝人、安藤幹衛、石黒鏘二、伊藤寧俊、牛島憲之、大澤鉦一郎、岡田徹、T.H.オサリバン、笠井誠一、加藤静児、神谷英介、川瀬巴水、北川民次、鬼頭鍋三郎、木村伊兵衛、久野和洋、斎藤吾朗、坂本万七、杉本健吉、鈴木三五郎、ラルフ・スタイナー、関野凖一郎、ウィラード・ジェイムズ・ヴァン・ダイク、中谷泰、中村正義、奈良原一高、芳賀日出男、速水史朗、平塚運一、森克徳、三岸節子、宮脇晴、ミルトン・ミラー、藪内佐斗司、山田光春、吉川三伸、横井礼以。

※高浜市やきものの里かわら美術館は6月3日より再開し、本展の会期を延長して開催(当初の会期は4月4~6月21日)。来館にあたっての注意事項と最新情報は公式ウェブサイトにて案内。