EXHIBITIONS
モネとマティス―もうひとつの楽園
ポーラ美術館は、印象派のクロード・モネとフォーヴィスムのアンリ・マティスという、対照的な画家ふたりに焦点を当てた展覧会を開催する。
19世紀から20世紀にかけて、急速な近代化や度重なる戦争などの混乱した社会状況下で、「ここではないどこか」への憧れが文学や美術のなかに表れた。なかでも、モネとマティスは、庭や室内の空間を自らの思うままに構成し、現実世界のなかに人工的な「楽園」をつく出した点において共鳴する芸術家であると言えるだろう。
モネは、19世紀末に近代化するパリを離れ、ジヴェルニーに終の住処を構えて理想の庭をつくり上げ、睡蓮を主題とした連作を制作。南仏に居を構えたマティスは、テキスタイルや調度品を自在に組み合わせ、室内を演劇の舞台さながらに飾り立てて描いた。
モネの庭と、マティスの室内。ふたりにとって「楽園」は、主題そのものであると同時に制作の場であり、生きる環境でもあった。
当初、 本展では海外10ヶ所から20点、 国内21ヶ所から作品約30点を借用し、 計90点のモネとマティス作品を紹介予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、国内借用作品約30点を含むモネとマティスの作品約70点を展示。これにポーラ美術館のコレクションのなかから関連作家の作品約20点を加え、モネとマティスがいかにして「楽園」をつくり上げ、作品へと昇華させていったのかを検証する。
その他の出展作家は、カミーユ・ピサロ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、オディロン・ルドン、ジョルジュ・スーラ、ピエール・ボナール、ワシリー・カンディンスキー、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、ベン・ニコルソン、ブリジット・ライリー、マルコ・デル・レなど。
※再開にあたっての新型コロナウイルス感染症の感染症・拡大防止策は、美術館ウェブサイトにて案内。
19世紀から20世紀にかけて、急速な近代化や度重なる戦争などの混乱した社会状況下で、「ここではないどこか」への憧れが文学や美術のなかに表れた。なかでも、モネとマティスは、庭や室内の空間を自らの思うままに構成し、現実世界のなかに人工的な「楽園」をつく出した点において共鳴する芸術家であると言えるだろう。
モネは、19世紀末に近代化するパリを離れ、ジヴェルニーに終の住処を構えて理想の庭をつくり上げ、睡蓮を主題とした連作を制作。南仏に居を構えたマティスは、テキスタイルや調度品を自在に組み合わせ、室内を演劇の舞台さながらに飾り立てて描いた。
モネの庭と、マティスの室内。ふたりにとって「楽園」は、主題そのものであると同時に制作の場であり、生きる環境でもあった。
当初、 本展では海外10ヶ所から20点、 国内21ヶ所から作品約30点を借用し、 計90点のモネとマティス作品を紹介予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、国内借用作品約30点を含むモネとマティスの作品約70点を展示。これにポーラ美術館のコレクションのなかから関連作家の作品約20点を加え、モネとマティスがいかにして「楽園」をつくり上げ、作品へと昇華させていったのかを検証する。
その他の出展作家は、カミーユ・ピサロ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、オディロン・ルドン、ジョルジュ・スーラ、ピエール・ボナール、ワシリー・カンディンスキー、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、ベン・ニコルソン、ブリジット・ライリー、マルコ・デル・レなど。
※再開にあたっての新型コロナウイルス感染症の感染症・拡大防止策は、美術館ウェブサイトにて案内。