EXHIBITIONS

モネとマティス―もうひとつの楽園

2020.04.23 - 11.03

クロード・モネ 睡蓮の池 1899 ポーラ美術館蔵

アンリ・マティス トルコの椅子にもたれるオダリスク 1928 パリ市立近代美術館蔵 Musée d’Art Moderne de la Ville de Paris © Musée d’Art Moderne / Roger-Viollet

クロード・モネ 小舟 1887 マルモッタン・モネ美術館蔵 Musée Marmottan Monet, Paris ©Musée Marmottan Monet, Paris, France / Bridgeman Images

クロード・モネ ジヴェルニーの積みわら 1884 ポーラ美術館蔵

クロード・モネ 睡蓮 1907 サン=テティエンヌ・メトロポール近現代美術館蔵 Musée d’Art Moderne et Contemporain de Saint-Étienne Métropole © Yves Bresson / Musée d’Art Moderne et Contemporain de Saint-Étienne Métropole

アンリ・マティス リュート 1943 ポーラ美術館蔵

アンリ・マティス ヴァイオリン・ケースのある室内 1918-1919 ニューヨーク近代美術館 The Museum of Modern Art, New York, Lillie P. Bliss Collection, 1934 © 2019. Digital image, The Museum of Modern Art, New York / Scala, Florence

アンリ・マティス 鏡の前の青いドレス 1937 京都国立近代美術館蔵

 ポーラ美術館は、印象派のクロード・モネとフォーヴィスムのアンリ・マティスという、対照的な画家2人に焦点を当てた展覧会を開催する。

 19世紀から20世紀にかけて、急速な近代化や度重なる戦争などの混乱した社会状況下で、「ここではないどこか」への憧れが文学や美術のなかに表れた。なかでも、モネとマティスは、庭や室内の空間を自らの思うままに構成し、現実世界のなかに人工的な「楽園」をつく出した点において共鳴する芸術家であると言えるだろう。

 モネは、19世紀末に近代化するパリを離れ、ジヴェルニーに終の住処を構えて理想の庭をつくり上げ、睡蓮を主題とした連作を制作。南仏に居を構えたマティスは、テキスタイルや調度品を自在に組み合わせ、室内を演劇の舞台さながらに飾り立てて描いた。

 モネの庭と、マティスの室内。2人にとって「楽園」は、主題そのものであると同時に制作の場であり、生きる環境でもあった。

 本展では、国内外のコレクションから、モネとマティスの名品約90点が集結。ふたりの芸術家がいかにして「楽園」をつくり上げ、作品へと昇華させていったのかを検証する。

 モネは、「睡蓮」の初期から最晩年までの11点に、世界に4点しかない丸キャンバスの作品などを加えて展示。いっぽうマティスは油彩画30点をはじめ、挿絵本やタペストリーなど幅広いジャンルの作品を紹介する。

※新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、海外借用作品の展示は未定。詳細は公式ウェブサイトまで。