さいあくななちゃん個展「NO REASON」

　現代芸術家・さいあくななちゃんの、20代最後の集大成となる個展「NO REASON」が開催される。

　さいあくななちゃんは1992年生まれ、山梨県出身。2015年から本格的に活動を開始。18年に、岡本太郎現代芸術賞で大賞を受賞し、同年秋にニューヨークでの個展を成功させた。19年には初の画集となる『芸術ロック宣言』を刊行。このほか、楽曲制作やミュージシャンとのコラボレーションなど活動の幅は多岐にわたる。


　2020年からの約2年間、イギリスを拠点に活動することが決まり、さいあくななちゃんにとって日本では20代最後の個展となる本展。タイトル「NO REASON」は、「やりたいから、やりたいことをやるだけだろ」という自身の生き様を体現していると言う。

　会場にはこれまでに描いてきたすべての作品およそ2000点を展示し、公開制作も行う予定。集大成といえる本展で、さいあくななちゃんが活動のなかで一貫してきた精神を感じることができるだろう。

　また、ソーシャルエンタメ動画のコンテンツスタジオであるワンメディアプロデュースのもと、LINE NEWS内の動画プロジェクト「VISION 」にて個展開催までのドキュメンタリー番組『ロック（69）秒の芸術』（全12 回）が2月16日から毎週日曜に配信されている。ミュージシャンのライブ映像や映画作品を手がけてきた映像ディレクター・たけうちんぐとコラボし、さいあくななちゃんの個展開催までの熱量と、枠にとらわれない制作風景を69秒で映し出している。

※新型コロナウイルスの影響を受けて、3月30日〜4月3日に開催を延期。最新情報は公式ウェブサイトまで。