EXHIBITIONS

京都市京セラ美術館開館記念展「京都の美術 250年の夢」

最初の一歩:コレクションの原点

中村大三郎 ピアノ 1926 京都市美術館蔵

 京都市京セラ美術館は2020年のリニューアル・オープンにあわせて、開館記念展「京都の美術 250年の夢」を開催している。

 京都市京セラ美術館の前身である京都市美術館は、1933年に「大礼記念京都美術館」の名称で開館。いまや現存する日本でもっとも歴史ある公立美術館建築として、87年の長きにわたって人々に親しまれてきた。

「最初の一歩:コレクションの原点」と題した本展では、同館の歩みを振り返るとともに、開館3年目の春に初開催された「本館所蔵品陳列」(1935)を再現し、コレクションの原点となる所蔵作品47点を一挙に展示する。

 本展は「京都の美術 250年の夢」の本編に先駆けた「序章編」。なお本編は、当初の1部から3部に出品予定であった作品を厳選し、総集編として改めて開催予定(会期:2020年10月10日~12月6日)。