EXHIBITIONS

日本・ポーランド国交樹立100周年記念

ポーランドの映画ポスター

2020.05.26 - 06.14, 2020.06.16 - 07.12

『ダントン』 ポスター:ヴィエスワフ・ヴァウクスキ(1993) 武蔵野美術大学 美術館・図書館所蔵 前期展示

『暗殺の森』 ポスター:ヤン・ムウォドジェニェツ(1974) 撮影=市瀬真以 神奈川県立近代美術館所蔵

『就職』 ポスター:ヴァルデマル・シフィエジ(1964) 武蔵野美術大学 美術館・図書館所蔵 前期展示

『醜い奴、汚い奴、悪い奴』 ポスター:イェジ・フリサク(1978) 撮影:セキフォトス 田中俊司 神奈川県立近代美術館所蔵

『めまい』 ポスター:ロマン・チェシレヴィチ(1963) 武蔵野美術大学 美術館・図書館所蔵 ©︎ ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2019 G1994 後期展示

『ノスタルジア』 ポスター:スタシス・エイドリゲヴィチウス(1989) 武蔵野美術大学 美術館・図書館所蔵 前期展示

 京都国立近代美術館と国立映画アーカイブの共催により、日本とポーランドの国交樹立100年を記念した企画展「ポーランドの映画ポスター」が開催される。

 第2次世界大戦の終結以来、コミュニズムの道を歩むこととなったポーランド。1950年代の中期から社会主義リアリズムを脱却し、新世代のアーティストによる自由な表現がもっとも推し進められたのが、映画とグラフィック・デザインという2つの分野であった。なかでも映画ポスターにおいては、数多くの抜きん出たデザイナーたちが活躍し、映画から受けたインスピレーションを、隠喩に満ちた自在な表現へと実らせた。

 本展では、ともに「ポーランド派」と称されたこの2つの分野の出会いから生まれた、ポスターアートの数々を紹介。50年代後半から90年代前半までに制作された、国立映画アーカイブ所蔵品を中心とする96点の映画ポスターを展示する。

 またヨーロッパ各国の作品やアメリカ映画、さらには日本映画のポスターにも注目。映画とグラフィックの出会いから生まれた、ときに優雅で、ときに緊張を湛えたポスターアートの数々が一堂に揃う。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のための対策は、京都国立近代美術館ウェブサイトにて案内。