EXHIBITIONS

!メディアングルッペ・ビトニック展

2020.02.22 - 04.06, 2020.04.11 - 05.09

!メディアングルッペ・ビトニック STL HINE ECSION, installation view, Werkleitz Festival 2018, Halle(Saale) 2018

!メディアングルッペ・ビトニック Random Darknet Shopper, exhibition views, Kunst Halle St. Gallen 2014

!メディアングルッペ・ビトニック Ashley Madison Angels at Work in Lausanne, 51-channel installation, EPEL ArtLab Lausanne 2017

!メディアングルッペ・ビトニック

 チューリッヒとベルリンを拠点に活躍するスイス人のアーティストデュオ「!メディアングルッペ・ビトニック(!Mediengruppe Bitnik)」の日本初個展が開催される。

 !メディアングルッペ・ビトニックは、政府による監視システムやサイバーセキュリティ、販売を禁止されている商品を購入できる闇ネットショップなど、インターネットに関わる様々な社会問題を、現代美術の視点からとらえる作品を展開してきた。

 代表作のひとつ《アサンジ氏への配達》(2013)は、「ウィキリークス」の創設者でインターネット活動家のジュリアン・アサンジが当時身を寄せていたロンドンのエクアドル大使館に彼宛の小包を送り、その小包が配送される経過写真をインターネットで公に配信するという32時間のインターネットライブアート。
 
 また2014〜16年にかけて、スイスのザンクト・ガレンの美術館の協力を得て制作した作品《ランダムダークネットショッパー》では、世界中の違法な商品(闇商品)をインターネットで購入し、ザンクト・ガレンの美術館に展示するというパフォーマンスを行い、インターネットショッピングの危うさを警鐘した。

 本展は2部で構成し、2月22日からの第1部「Old Work」では、2人の旧作の映像《アサンジ氏への配達》、《ランダムダークネットショッパー》など4点を毎時00分と30分に上映する。
 
 4月11日からの第2部「New Work」では、!メディアングルッペ・ビトニックが来日して新作を紹介するとともに、貴志謙介(元NHK ディレクター、戦後ゼロ年 東京ブラックホールほか)と毛利嘉孝(東京藝術大学大学院国際芸術創創造研究科)を交えたアーティストトークも開催される。

※新型コロナウイルス感染症の影響を受けて開催を休止。最新情報は公式ウェブサイトまで。