EXHIBITIONS

特別展 江戸ものづくり列伝 -ニッポンの美は職人の技と心に宿る-

2020.02.08 - 04.05

梨子地藤巴立葵紋散松竹藤文蒔絵行器(なしじふじともえたちあおいもんちらししょうちくとうもんまきえほかい) 江戸時代 18世紀 ベニス東洋美術館蔵

バルディ伯爵肖像 明治22(1889)年 ベニス東洋美術館蔵

浮船作 朱漆塗鼠嫁入蒔絵組盃(しゅうるしぬりねずみのよめいりまきえくみさかづき) 江戸時代 19世紀 ベニス東洋美術館蔵

幸阿弥長重作 綾杉地獅子牡丹蒔絵十種香箱(あやすぎじししぼたんまきえじゅっしゅこうばこ) 慶安2(1649)年 江戸東京博物館蔵

原羊遊斎/蒔絵、酒井抱一/下絵 蔓梅擬目白蒔絵軸盆(つるうめもどきめじろまきえじくぼん) 文政4年(1821) 江戸東京博物館蔵 国指定重要文化財 展示期間=2月28日〜3月8日

戸沢弁司/作 鳥井京山像(とりいきょうざんぞう) 明治時代 19世紀 個人蔵

三浦乾也/作 栄螺形香炉(さざえがたこうろ) 明治時代 19世紀 個人蔵

葛飾北斎/画 山水図巻(さんすいずかん) 江戸時代 19世紀 島根県立美術館蔵 展示期間=2月28日〜3月8日

小林礫斎/作 六瓢提物(むびょうさげもの) 大正~昭和時代 20世紀 江戸東京博物館蔵

 江戸東京博物館は、日本が世界に誇る「ものづくり」をテーマとした特別展を開催。日本初公開となるヨーロッパ貴族バルディ伯爵のコレクション(ベニス東洋美術館所蔵)と、江戸東京博物館の所蔵資料を中心に、江戸に生きた職人たちの名品を紹介する。

 日本人の暮らしとともにあった日本の伝統美術。四季折々の生活シーンに応じて配される建具や調度品は、人びとに潤いと彩りを与えた。こうした品々に宿る日本人の豊かな遊び心と繊細な美意識は、開国後に日本を訪れたバルディ伯爵ら、日本を訪れた西洋人を一様に驚かせるものだった。

 本展で紹介するのは、江戸が生んだ2人の蒔絵師・原羊遊斎(はら・ようゆうさい)と柴田是真(しばた・ぜしん)、尾形乾山(おがた・けんざん)の陶法を継承し軍艦の建造をも手がけた鬼才の陶工・三浦乾也(みうら・けんや)、葛飾北斎の弟子で、絵師から金工の道に転じた府川一則(ふかわ・かずのり)、そして江戸の職人気質を受け継いで超細密工芸を究めた小林礫斎(こばやし・れきさい)ら特色のある名工たち。

 本展では日本の美をつくり上げた職人たちの仕事と人生に光を当て、日本が世界に誇る「ものづくり」の力の源泉を見つめ直す。(※会期中に一部展示品の入れ替えあり)

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3月31日まで開催を休止。再開については公式ウェブサイトにて案内。