EXHIBITIONS

別府雅史「みじめな創造」

同時開催「Particular review」

Fresh
2020.02.08 - 03.14

別府雅史 恵比寿駅周辺の風景より 2018 参考作品

別府雅史 シーサイドプールサイドより、シーン15『脆弱』のためのインスタレーション 2016 参考作品

 埼玉・武蔵嵐山のアートスペース「fresh」では、「写真新世紀」2018年度優秀賞を受賞した新進気鋭の作家・別府雅史による個展「みじめな創造」を開催。本展は、廃工場を改装した共同住宅兼シェアアトリエ内の一角を展示スペースとして活用・運営されてきた「fresh」最後の展覧会となる。

 別府は1989年愛媛県生まれ。これまで一貫して、「制作者/意識を持つ主体」と「その外部」との関係性をテーマに作品を制作。主体の無意識や数理的な普遍性といった哲学上の諸問題と芸術的行為とを交錯させ、絵画や写真などのメディアよってそれらを検証してきた。

 近年の主な展覧会に、「恵比寿駅周辺の風景」(America-Bashi gallery、東京、2019)、「写真新世紀展2018」(東京都写真美術館)、「シーサイドプールサイド」(稲毛海浜公園プール、千葉、2016)などがある。

 本展では、オートマティックなドローイングとL版写真によって構成された新作を発表。別府は今作において、自身の外部にある世界を意識し、意図的な創作と無意識的な現象との関係を制作プロセスのなかで繰り返し反転させることで、私たちの背後に隠されていた事象を記述することを試みたもの。芸術、そして創作とは何かという問題を突き詰め、その意義を問いかける意欲作となっている。

 また敷地内に隣接した展示室を使い、未発表の過去作品で構成される展示「Particular review」を同時開催する。