EXHIBITIONS
小川の水切り
共同住宅、シェアアトリエも兼ねる武蔵嵐山のアートスペース「fresh」。オープン後第3弾では、多様化する「絵画」にフォーカスした展覧会を開催する。
参加アーティストは、自ら絵具を開発し、絵画の自在性を表現する伊勢周平、線や四角を反復させる、あるい一色で塗りつぶすなど抽象画を描く稲田翔平、最低限の要素で画面を構成するいっぽう、身体の動きを伴って絵画制作を行う小左誠一郎、淡い筆致で余韻のある情景を見せる尾関諒、犬やスケートボードといった身近にあるものをモチーフとした絵画を、ときに木材や建築資材などによってインスタレーションとして立ち上げる川角岳大、書体によって遠近感を生み出す実験的な絵画作品《芳一》を発表した平岡諒の6名。
本展では、廃工場を改装してつくり込んだギャラリー空間に、6名の新旧作およそ15点を展示。共同住宅、シェアアトリエを内包するアートスペースで、絵画とその周辺で起こる遊びを見ることができるだろう。
「例えば、武蔵嵐山から少し南西に進んだ嵐山渓谷には槻川を本川とした水系が広がっている。山脈の合間を抜けるヘアピン状のうねりは深く大量の水の滞留と強力なエネルギーの運動を生む。
水切りをするにはあまりに入り組んだ小川のスケールはBrookなのかCreekなのかStreamなのか、水切りが平な石に回転を与えてできるだけ遠くを目指す遊びだとしたら、対岸を通り越した石はどこへ飛んでいくのだろうか。
絵画を眼差す体験が水平方向の移動に留まることのない、別のアーチを結ぶものになる。(本展ステートメントより)」
参加アーティストは、自ら絵具を開発し、絵画の自在性を表現する伊勢周平、線や四角を反復させる、あるい一色で塗りつぶすなど抽象画を描く稲田翔平、最低限の要素で画面を構成するいっぽう、身体の動きを伴って絵画制作を行う小左誠一郎、淡い筆致で余韻のある情景を見せる尾関諒、犬やスケートボードといった身近にあるものをモチーフとした絵画を、ときに木材や建築資材などによってインスタレーションとして立ち上げる川角岳大、書体によって遠近感を生み出す実験的な絵画作品《芳一》を発表した平岡諒の6名。
本展では、廃工場を改装してつくり込んだギャラリー空間に、6名の新旧作およそ15点を展示。共同住宅、シェアアトリエを内包するアートスペースで、絵画とその周辺で起こる遊びを見ることができるだろう。
「例えば、武蔵嵐山から少し南西に進んだ嵐山渓谷には槻川を本川とした水系が広がっている。山脈の合間を抜けるヘアピン状のうねりは深く大量の水の滞留と強力なエネルギーの運動を生む。
水切りをするにはあまりに入り組んだ小川のスケールはBrookなのかCreekなのかStreamなのか、水切りが平な石に回転を与えてできるだけ遠くを目指す遊びだとしたら、対岸を通り越した石はどこへ飛んでいくのだろうか。
絵画を眼差す体験が水平方向の移動に留まることのない、別のアーチを結ぶものになる。(本展ステートメントより)」