EXHIBITIONS

森山佐紀・山西杏奈「朝と夜、森にて」

詩と構成 天牛美矢子

左から森山佐紀《無題》(2019)、山西杏奈《空気の底》(2015)Photo by Takeru Koroda

山西杏奈 blind 2018 Photo by Takeru Koroda

山西杏奈 solid 2019 Photo by Takeru Koroda

森山佐紀 無題 2019

森山佐紀 唐草文瓢形瓶 2019 Photo by Takeru Koroda

 京都市立芸術大学大学院工芸専攻(漆工)修了者の森山佐紀と山西杏奈による2人展が開催される。

 森山は1988年アメリカ生まれ。いっぽう山西は1990年大阪府生まれ。ふたりは在学中より個展の開催やグループ展に参加し、発表を重ねてきた。

 漆の伝統的な加飾技法により主に平面作品を制作する森山に対し、木工技術をベースに立体作品を手がける山西。本展では、まったく異なる技法や作風を持ちつつも、不思議と調和するふたりの作品を、アーティストの天牛美矢子(てんぎゅう・みやこ、同大学大学院美術研究科工芸専攻染織修了者)の詩と構成により並べることで現れる、「森」の景色の展示を試みる。