EXHIBITIONS
アート・アーカイヴ資料展 XX:影どもの住む部屋II
瀧口修造の〈本〉
「秘メラレタ音ノアル」ひとつのオブジェ
美術評論家、詩人として活動するいっぽう、自らも造形的な実験を行った瀧口修造。瀧口の制作・編集・研究の場である「書斎」には、人々にとってはゴミとして捨てられてしまうようなものを素材とした、出版社や印刷所のプロセスを経ていない「手づくり本」が膨大に残されていた。
慶應義塾大学アート・センターでは、瀧口の「書斎」からその試作をひも解く「アート・アーカイヴ資料展」を2018年に開催。瀧口が書斎に残した様々な資料群の布置の改変を写真を通じて見出すとともに、著書『余白に書く』に着目し、その初出印刷物の展示において、書物へと結晶化する事前と事後の状態の比較を行った。
その続編となる本展では、雑誌の切り抜きや銀紙、ラベル・シール、手書きのメモなどの寄せ集めからなる「手づくり本」を通して、瀧口の思考をたどるとともに、アーカイヴにとって資料とは何かについて考える。
慶應義塾大学アート・センターでは、瀧口の「書斎」からその試作をひも解く「アート・アーカイヴ資料展」を2018年に開催。瀧口が書斎に残した様々な資料群の布置の改変を写真を通じて見出すとともに、著書『余白に書く』に着目し、その初出印刷物の展示において、書物へと結晶化する事前と事後の状態の比較を行った。
その続編となる本展では、雑誌の切り抜きや銀紙、ラベル・シール、手書きのメモなどの寄せ集めからなる「手づくり本」を通して、瀧口の思考をたどるとともに、アーカイヴにとって資料とは何かについて考える。