EXHIBITIONS

鍵岡リグレ アンヌ「 Element」

2020.01.24 - 02.15

The exhibition at the Bourglinster Castle in Luxembourg

鍵岡リグレ アンヌ Element b-3 2019

制作の様子

 2019年7月〜9月にかけて、ルクセンブルクのブルクリンスター城でのアーティスト・イン・レジデンス(AIR)に参加したアーティスト・鍵岡リグレ アンヌの新作個展が開催される。

 鍵岡は1987年神奈川県生まれ、2011年東京芸術大学絵画科油画専攻を卒業後、同大学大学院にて壁画を研究。その後、13年にフランスに渡り、フランス国立高等工芸美術学校にてフレスコ・モザイクを学んだ。現在は鎌倉にアトリエを構えて制作を行う。近年の個展に、「A Moment of Immersion」(Sakurado Fine Arts、東京、2018)。またフランスや日本、ラトビアなどでのグループ展や壁画プロジェクトに多数参加している。

 鍵岡が参加したAIRはルクセンブルク文化省が主催する、東京の遊工房アートスペースとのアーティスト相互派遣プログラム。3ヶ月間の滞在のなかで鍵岡は、自身の従来からの制作コンセプトである「自然の根源的なエネルギー」を強く感じさせる「岩」と出会い、様々なインスピレーションを得た。滞在終了間近の9月19日~22日には、ブルククリンスター城内で個展を開催。滞在中に制作した新シリーズ「Element」を発表した。
 
 本展では、新しいモチーフを用いた「Element」シリーズを日本で初展示。次のステージに立った鍵岡の新作に注目したい。