EXHIBITIONS

第64回 現代書道二十人展

日本橋髙島屋 S.C.本館8階ホール
2020.01.02 - 01.06, 2020.01.09 - 01.14

第63回展(2019年1月)の様子

 現代書壇を代表する書家の作品が一堂に集う「現代書道二十人展」の第64回が、日本橋髙島屋と大阪髙島屋の2会場で開催される。

「現代書道二十人展」は1957(昭和32)年に発足。各種団体が草創され、書の裾野が広がるいっぽう、伝統派と前衛派が論争するなど、書の価値観が大きく揺らぐ時代のなかでスタートした。

 当時、公募展に比べて「現代書道二十人展」が画期的であったのは、書家の数を20人に絞り、ひとりあたり数メートルの壁面を提供する以外に制約を設けなかったこと。書家は自らの書風を独創的に発表することができ、書の最高水準を示す展覧会のひとつとして、後の文化勲章受章者、文化功労者を含む昭和・平成の書道界に大きな功績を残した巨匠が名を連ねてきた。

 本展では、漢字、かな、篆刻など、書芸術の向上に寄与してきた20人が競演。会期中はギャラリートークも行われ、出品作家たちが書にかける思いや制作の裏側などを直に聞くことができる貴重な機会となる。

 出品書家は、新井光風、池田桂鳳、井茂圭洞、石飛博光、尾崎蒼石、角元正燦、杭迫柏樹、黒田賢一、下谷洋子、髙木聖雨、高木厚人、樽本樹邨、土橋靖子、仲川恭司、中村伸夫、星弘道、真神巍堂、吉川蕉仙、吉川美恵子、綿引滔天。