EXHIBITIONS

森のささやきが聞こえますか

倉本聰の仕事と点描画展

2020.01.05 - 02.24

倉本聰 カムイミンタラ 2017

 北海道富良野を拠点に、テレビドラマ『北の国から』など多くの名作を世に送り出してきた脚本家・倉本聰。その仕事と長年描き続ける点描画による展覧会が開催される。

 倉本は1935年東京都生まれ。63年に脚本家として独立し、77年北海道富良野市に移住。81年に脚本を手がけた『北の国から』は、北海道の大自然のなかでのびのびと生きる親子3人を描き、日本を代表するテレビドラマとなった。その後、北海道に『富良野塾』を設立。主に脚本家や役者の養成に力を注ぐ。

 近年の作品には、東日本大震災を題材とした演劇『ノクターン』、シニア世代向けのテレビドラマ『やすらぎの刻~道』など。時代と向き合う作品で注目を集めている。

 本展では、倉本が多忙な仕事と向き合ってきたいっぽう、雄大な自然に囲まれながら日々感じ考えたことを詩文とともに表現した精密な点描画約200点を展示。あわせて、ドラマ創作にまつわる貴重な資料も並ぶ。