ジェス・ジョンソン「NEON MEAT DREAM」

　ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ジェス・ジョンソンの日本初個展が開催される。

　ジョンソンは1979年ニュージーランド生まれ。架空世界のジェンダーレスなヒューマノイド、コウモリのような顔をしたエイリアン、未知の時代の建造物のなかでミミズのようにうねる管などを描き込んだ、迷路を思わせるペインティングを制作。作家が影響を受けた異文化の模様やシンボル、ホラー映画やSF、旧時代のテレビゲームなどの要素が入り混じった高密度な幻想世界を表現している。

　近年は、Heide Museum of Contemporary Art（オーストラリア、2019）、Tauranga Art Museum（ニュージーランド、2019）などで積極的に展示を行っており、なかでもアーティストのサイモン・ウォードとのコラボレーションし、テクノロジーとイマジネーションを融合させたVR作品で大きな注目を集めた。
　
　本展では、ジョンソンのドローイング作品のほか、ジョンソンの母シンシアとの共作によるキルト作品、そしてウォードのコラボレーションによる映像作品とVRを用いた大掛かりなインスタレーションを発表する。