EXHIBITIONS

大浮世絵展

―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演

2019.11.19 - 2020.01.19

歌川広重 名所江戸百景 亀戸梅屋舗 1857 東京都江戸東京博物館蔵 展示期間=2019年12月17日〜2020年1月19日(東京会場)

葛飾北斎 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 1831-33頃 ミネアポリス美術館蔵 Photo: Minneapolis Institute of Art 展示期間=2019年11月19日〜12月15日(東京会場)

東洲斎写楽 三代目大谷鬼次の江戸兵衛 1794 ベルギー王立美術歴史博物館蔵 Royal Museums of Art and History, Brussels 展示期間=2019年11月19日〜12月8日(東京会場)

歌川国芳 宮本武蔵の鯨退治 1847 展示期間=2019年11月19日〜12月15日(東京会場)

 東京都江戸東京博物館は、2014年に開館周年記念特別展として「大浮世絵展」を開催し、浮世絵の通史における優品を紹介。その第2弾となる本展では、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の人気浮世絵師に注目し、国内外の美術館、博物館、個人コレクションなどから、5名の錦絵の代表作を一堂に展示する。

 人物の上半身のみを描く「大首絵」を打ち出し、美人画絵師の地位を確立した歌麿、誇張表現を特徴とした役者絵で知られる写楽、「冨嶽三十六景」の連作で新たな風景画を切り開き、西洋の画家たちにも影響を与えた北斎、「名所江戸百景」「東海道五拾三次」をはじめ、北斎とともに名所絵の流行を生み出した広重。そして、ダイナミックな構図と大胆な色遣いの武者絵で、庶民から人気を得た国芳。

 本展では、歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎と広重の風景画、国芳の勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画が一挙に会する、見ごたえのある展示となる。(※会期中展示替えあり)