EXHIBITIONS

東城信之介「Spaghetti Than Paradise」

2019.11.09 - 12.07

東城信之介 sariai 2019 © TOJO Shinnosuke

東城信之介 matahalowjin 2019 © TOJO Shinnosuke

「VOCA展2019」グランプリを受賞し、中之条ビエンナーレ2019や中国・広州のレジデンス展に参加するなど精力的に活動するアーティスト、東城信之介の個展が開催される。

 東城は1978年長野県生まれ。2004年東京造形大学美術学科比較造形卒業、05年東京造形大学研究生修了。鋼、真鍮、銅などの金属板や工業製品に大小の傷やサビなどの痕跡を施すことで、通常では見ることのできない事象や概念を視覚化させる作品を制作している。近年の個展に、「butter out」(VIENTO ARTS GALLERY、群馬、2019)、「Square×Square」(cohju contemporary art、京都、2018)など。

 本展では、無意識に見える像や心象風景をなぞり具現化する「Replica」シリーズと、人が残す痕跡や時間の経過を残したものにマーキングする「Tagingu」シリーズの新作に加え、新しい試みとして鋳造の立体作品を発表。また蛍光灯を用いたインスタレーション作品を展示し、金属に施された痕跡と光がつくり出す「スパゲッティ化現象」を体験させる。