EXHIBITIONS

印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション

2019.11.02 - 2020.01.26

ウジェ-ヌ・ブーダン ドーヴィル、波止場 1891 バレル・コレクション © CSG CIC Glasgow Museums Collection

エドガー・ドガ リハーサル 1874頃 バレル・コレクション © CSG CIC Glasgow Museums Collection

フィンセント・ファン・ゴッホ アレクサンダー・リードの肖像 1887 ケルヴィングローヴ美術博物館蔵 © CSG CIC Glasgow Museums Collection

ピエール・オーギュスト・ルノワール 画家の庭 1903頃 ケルヴィングローヴ美術博物館蔵 © CSG CIC Glasgow Museums Collection

マテイス・マリス 蝶 1874 バレル・コレクション © CSG CIC Glasgow Museums Collection

 産業革命期、英国随一の港湾都市として栄えたグラスゴー。ウィリアム・バレルはこの地で家業の海運業に携わり、船舶の売買により巨額の富を得て「海運王」と呼ばれた。

 バレルは古今東西の美術作品の収集に努め、9000点を超えるコレクションを形成。これらの作品は、1944年にグラスゴー市に寄付され、83年には美術館「バレル・コレクション」が開館した。

 本展では、バレルの膨大なコレクションと、同市にあるケルヴィングローヴ美術博物館の名品のなかから、バルビゾン派や印象派などのフランス絵画、その影響を受けたスコットランドやオランダの画家たちの名品80点を展示。クールベやドガ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホらの傑作を通じて、写実主義から印象派へ至る流れをたどる。