EXHIBITIONS

日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念

長くつ下のピッピ™の世界展

リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち

2019.09.14 - 11.10

アストリッド・リンドグレーン作・画 オリジナルピッピ 1944 カーリン・ニイマン(リンドグレーンの娘)私物 Text and illustration Astrid Lindgren © The Astrid Lindgren Company.  Courtesy of The Astrid Lindgren Company

イングリッド・ヴァン・ニイマン 『長くつ下のピッピ』出版社用ポスター原画
1940年代後半 アストリッド・リンドグレーン社(スウェーデン)所蔵
Illustration Ingrid Vang Nyman © The Astrid Lindgren Company. Courtesy of The Astrid Lindgren Company

アストリッド・リンドグレーン肖像 © The Astrid Lindgren Company / Jacob Forsell / TT

『長くつ下のピッピ』は、スウェーデンが誇る世界的児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの代表作。1941年の冬、リンドグレーンが風邪で寝込んだ愛娘を喜ばせようと、天衣無縫な女の子の活躍を語ったことからピッピの物語は始まり、現在に至るまで各時代の世界中の子供たちの愛読書として読み継がれてきた。またリンドグレーンは作品を通して子供たちを勇気づけただけでなく、社会における子供の人権保全に尽力したことでも知られている。

 本展は、スウェーデン王立図書館所蔵のユネスコ「世界の記憶」に登録された『長くつ下のピッピ』などの原画をはじめ、ほぼすべてが日本初公開となる資料約200点を展示。リンドグレーン作品に描かれる「スウェーデンの生活」「自然との共生」「子育て」をテーマに、オピニオンリーダーとしての作者の知られざる人生にも焦点を当てる。

 会場では、本展のために制作された特別映像を公開。ピッピが住む「ごたごた荘」を再現した大規模模型も登場する。