EXHIBITIONS
高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.08
社会を解剖する
高松市美術館で年に1度開催される現代美術のグループ展「高松コンテンポラリーアート・アニュアル」。9回目となる今年は「社会を解剖する」をテーマに、碓井ゆい、盛圭太、照沼敦朗、加藤翼、村上慧のアーティスト5名を迎える。
手芸などの技法を用いた暖かくも儚い作品を生み出し、女性としての目線で日常や過去をとらえ直す碓井。糸による大規模なドローイングシリーズ「バグ・リポート」で、社会のバグ(誤り・欠陥)を表する盛。世界を見渡すことを望む男の子「ミエテルノゾム君」と、現実が見えすぎることを嫌悪する女の子「ミエナイノゾミちゃん」の目を通して社会を描き出す照沼。大勢の人の協力を得ながら行う「引き起こし」などのプロジェクトを通して、人や土地とのつながりを視覚化する加藤。そして、発泡スチロール製の家を背負いながら各地を歩くことで、公/私の関係を考察してきた村上。
それぞれのアプローチで社会に切り込み、「解剖する」ことでその仕組みや実態を明らかにしようとする5名の作品は、社会における私たち自身の立ち位置に対する再考を促すだろう。
手芸などの技法を用いた暖かくも儚い作品を生み出し、女性としての目線で日常や過去をとらえ直す碓井。糸による大規模なドローイングシリーズ「バグ・リポート」で、社会のバグ(誤り・欠陥)を表する盛。世界を見渡すことを望む男の子「ミエテルノゾム君」と、現実が見えすぎることを嫌悪する女の子「ミエナイノゾミちゃん」の目を通して社会を描き出す照沼。大勢の人の協力を得ながら行う「引き起こし」などのプロジェクトを通して、人や土地とのつながりを視覚化する加藤。そして、発泡スチロール製の家を背負いながら各地を歩くことで、公/私の関係を考察してきた村上。
それぞれのアプローチで社会に切り込み、「解剖する」ことでその仕組みや実態を明らかにしようとする5名の作品は、社会における私たち自身の立ち位置に対する再考を促すだろう。