白石由子「上 下 粒子 光」

　ロンドン在住のアーティスト・白石由子の京都初となる個展が開催されている。

　白石は1956年東京都生まれ。74〜76年までカナダ・バンクーバーで活動し、82年からはロンドンを拠点としている。制作は、絵画、版画、立体、インスタレーションの制作にとどまらず、音楽や建築のプロジェクトやキュレーションなど多彩な展開を見せている。

　本展では、平面作品の新作《Open Light》のほか、2000年代のインスタレーション作品を展示。同時期に元離宮二条城で開催される「ICOM京都大会2019開催記念／二条城・世界遺産登録25周年記念『時を超える：美の基準』展」（8月31日〜9月3日）にも出品予定。

　また現在、神奈川県立近代美術館葉山館にて開催中の「みえるもののむこう」展（〜9月8日）では、日本の美術館では自身初となる個展形式で参加している。