EXHIBITIONS
吉永マサユキ写真展「族」
1996〜2003年にかけて「暴走族」シリーズを撮影した写真家・吉永マサユキ。暴走族の豪華な刺繍を施したユニフォームや美しくペイントされたオーダーメイドのバイクに魅了された吉永は、その美意識を日本でもまれに見る独自のカルチャーであると認識し、社会悪というイメージのみにとらわれがちな暴走族に一歩踏み込んで同じ立ち位置で真正面から撮影を続けた。
暴力的で圧倒的なパワーとともに、繊細で傷つき易い10代の若者である姿も素直に映し出した「暴走族」シリーズは、吉永の個性的な視点や、プリントの鮮やかさと斬新さによってまず国内のアーティストやデザイナーに支持され、その後、欧米の人々に日本の重要なカルチャー・美意識のひとつとして注目された。
本展では、吉永が約8年間にわたり撮り続けた「暴走族」のシリーズを展示。鮮やかな色彩、スピード感や浮遊感、被写体のリアルさを感じることができる写真群は、人間の多様な存在を改めて考え直すきっかけとなるだろう。
暴力的で圧倒的なパワーとともに、繊細で傷つき易い10代の若者である姿も素直に映し出した「暴走族」シリーズは、吉永の個性的な視点や、プリントの鮮やかさと斬新さによってまず国内のアーティストやデザイナーに支持され、その後、欧米の人々に日本の重要なカルチャー・美意識のひとつとして注目された。
本展では、吉永が約8年間にわたり撮り続けた「暴走族」のシリーズを展示。鮮やかな色彩、スピード感や浮遊感、被写体のリアルさを感じることができる写真群は、人間の多様な存在を改めて考え直すきっかけとなるだろう。