EXHIBITIONS

原田治 展「かわいい」の発見

世田谷文学館|07.12 - 09.22

展覧会ポスター

© Osamu Harada / Koji Honpo

『an・an』第47号 1972 平凡出版 アートディレクション=堀内誠一 表紙イラストレーション=原田治

スクールバッグ 1980代 © Osamu Harada / Koji Honpo

浅田彰 『逃走論』 1984 筑摩書房 装幀=原田治

HUMPTY DUMPTY(OSAMU GOODS用原画) 1970代後半

 1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治。創刊当初の『an・an』でイラストレーターとしてデビューした原田は、84年にミスタードーナッツのプレミアム(景品)にもイラストを提供し、以降シリーズ化され一世を風靡した。

 また97年には、イラストレーターを養成する「パレットクラブスクール」を、地元・築地に開設。50~60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、ポップアートなどから影響を受けた原田のイラストレーションでもとりわけ特徴的な、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターが、その後の日本の「かわいい」文化に多大な影響を与えた。

 没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレーターとして活動する端緒となった『an・an』の仕事をはじめ、広告・出版・各種グッズなど多分野にわたる作品を中心に展示。幼少期~20代前半の初期資料やエッセイ集『ぼくの美術帖』の関連資料も交え、時代を超えて愛される、原田のイラストの全貌に迫る。