EXHIBITIONS
松下まり子「Oasis」
松下まり子は1980年大阪府生まれ、2004年に京都市芸術大学油画専攻卒業。16年に「第2回CAFAA賞」最優秀賞を受賞し、17年にはロンドンのデルフィナ財団でレジデンスに参加した。近年は、海外への旅や東京での日常を通じて、絵画表現だけでなく、パフォーマンス・映像・写真・詩・立体など新たなメディアを用いて活動の場を広げている。
性愛や生きる痛みを主題として油絵を制作してきた松下。自然/原我との対話、子生み、各地の神や死生観に興味を持ち、フェミニズムの問題も避けて通れないテーマとして学んでいる。しかし、その作品はあくまで個人的な心が投影されている。
本展では、松下が各地で集めてきた赤く薄い布をつなげ、徐々に布を増やすことで成長する作品《赤い部屋》でギャラリーの窓を覆う。そばには白く曖昧なかたちの立体作品や新作の絵画を配置し、光や風、温度や重力を感じることができる神秘的な空間がつくり出される。
性愛や生きる痛みを主題として油絵を制作してきた松下。自然/原我との対話、子生み、各地の神や死生観に興味を持ち、フェミニズムの問題も避けて通れないテーマとして学んでいる。しかし、その作品はあくまで個人的な心が投影されている。
本展では、松下が各地で集めてきた赤く薄い布をつなげ、徐々に布を増やすことで成長する作品《赤い部屋》でギャラリーの窓を覆う。そばには白く曖昧なかたちの立体作品や新作の絵画を配置し、光や風、温度や重力を感じることができる神秘的な空間がつくり出される。