EXHIBITIONS

荒川修作展

2019.04.12 - 05.30

荒川修作 THE DIAGRAM OF BOTTOMLESS No.2 1965 公益財団法人岐阜現代美術財団蔵 © 2015 Estate of Madeline Gins Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins

荒川修作 ”NO!”SAYS THE SIGNIFIED UNTITLED 4. 1973 公益財団法人岐阜現代美術財団蔵 © 2019 Estate of Madeline Gins Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins

 荒川修作は、ニューヨークを拠点として世界的に活躍した美術家。1950年代後半〜60年代にかけては、人間が本来持つ感覚を再認識する、また新しい考えや価値観を生み出す方法を模索。その研究を、詩人マドリン・ギンズとの共著『意味のメカニズム』(初版1971年)でまとめ、シルエットや矢印、色のグラデーションなどからなる絵画作品を通して発表した。

 70、80年代には平面から身体を使って体感する作品を展開。その後、1万8000平方メートルほどの広大な敷地に、水平・垂直を避けたパビリオンなどが立つ建築作品《養老天命反転地》(岐阜、1995)の制作に至った。

 《養老天命反転地》がある岐阜県で開催される本展。岐阜現代美術館が所蔵する荒川コレクションから主要作品を約30点を展示し、荒川の活動をたどる。