EXHIBITIONS

美人画

うるわしき女性美の世界

足立美術館|05.31 - 08.29

上村松園 待月 昭和19年 足立美術館蔵

上村松園 娘深雪 大正3年 足立美術館蔵

伊藤小坡 一聲 昭和6年頃 足立美術館蔵

石本正 舞妓立像 昭和63年頃 足立美術館蔵

 絵画の主題として古くから描かれてきた女性像。明治以降は、容姿の美しさだけでなく、日常の女性の姿に人物の内面や背景を表そうとした作品や、裸婦といった新しい視点の女性像が描かれるようになり、日本画においては、女性美が主題の作品を「美人画」と称するようになった。

 こうした表現が多様化するなかで、日本の画壇では、情緒豊かな女性像を描いた鏑木清方、その門下生で、実在の女性をモデルにした伊東深水らが活躍。なかでも、古き良き時代の女性を繊細な筆づかい描き続けた上村松園は、女性として初の文化勲章を受章し、近代を代表する美人画の巨匠としていまでも広く知られている。

 上村松園の没後70年を記念した本展では、足立美術館の美人画コレクションから近代を代表する画家の作品を紹介。恋人を思う女性の心情をとらえた、上村松園の大正期の代表作《娘深雪》をはじめ、島根県出身の日本画家・石本正などの作品を含む美人画の名作37点が一堂に会す。