EXHIBITIONS
朱明徳 -帰れない故郷、扉の向こう側
朱明徳(ジュ・ミョンドック)は、韓国のドキュメンタリー写真の第一人者。1940年に黄海道安岳郡(現・北朝鮮)に生まれ、慶熙大学校史学科卒業後、23歳の頃よりアマチュアカメラマンとして活動を開始する。
66年、朝鮮戦争中に滞在した、米軍兵士との混血孤児などが生活する孤児院を撮影した作品の展覧会「ホルト孤児院展」を開催。それまで芸術写真が席巻していた韓国写真界にドキュメンタリーの視点を持ち込んだことで、注目を集めた。
本展では、日本人にも故郷を思わせる懐かしさが息づく、韓国の風景と文化様式をとらえた朱の作品を展示。近代化の中で取り残されていく地方の寺院や古民家などの風景、韓国では人間界と仏の世界を隔てる門と考えられている意匠扉を繊細に撮影した作品シリーズを通して、東アジアの文化の一端を紹介する。
66年、朝鮮戦争中に滞在した、米軍兵士との混血孤児などが生活する孤児院を撮影した作品の展覧会「ホルト孤児院展」を開催。それまで芸術写真が席巻していた韓国写真界にドキュメンタリーの視点を持ち込んだことで、注目を集めた。
本展では、日本人にも故郷を思わせる懐かしさが息づく、韓国の風景と文化様式をとらえた朱の作品を展示。近代化の中で取り残されていく地方の寺院や古民家などの風景、韓国では人間界と仏の世界を隔てる門と考えられている意匠扉を繊細に撮影した作品シリーズを通して、東アジアの文化の一端を紹介する。


