EXHIBITIONS
水木塁「東下り」
スケート・ボーダーとしての身体感覚や、都市と身体との関わりをもとに作品を制作してきた水木塁の個展が開催される。
水木は1983年京都府出身。2006年京都市立芸術大学美術学部漆工科卒業、16年京都市立芸術大学美術研究科メディアアート領域博士号取得。近年の個展に、「都市のモザイク」(ARTZONE、2018)「鏡と穴─彫刻と写真の界面 vol.3 水木塁」(gallery αM、2017)などがある。
これまで、湾曲したアルミ板に写真を焼きつける、あるいはデッキテープとチョークを使用して彫刻のような絵画を手がけてきた水木。ときには、スニーカーの箱に油性ペンでドローイングするなど、写真や平面、立体など既存の表現方法を解体・再編し、作品化している。いずれも、スケート・ボーディングを通して見る都市のシステムを、同化と異化を繰り返しながら探求する、水木ならではの表現方法となっている。
本展は、水木の拠点とする京都と、WAITINGROOMの所在地である東京という地理関係、自身の制作プロセスとも類似することから由来する『伊勢物語』の第9段「東下り」をタイトルに用い、デッキテープと道路用塗料、チューイングガム等を使用した彫刻的絵画と、スニーカーの箱を潰した上に油性ペンで描くドローイング作品の新作を中心に構成。水木独自の身体感覚から繰り広げられる作品群を展開する。
水木は1983年京都府出身。2006年京都市立芸術大学美術学部漆工科卒業、16年京都市立芸術大学美術研究科メディアアート領域博士号取得。近年の個展に、「都市のモザイク」(ARTZONE、2018)「鏡と穴─彫刻と写真の界面 vol.3 水木塁」(gallery αM、2017)などがある。
これまで、湾曲したアルミ板に写真を焼きつける、あるいはデッキテープとチョークを使用して彫刻のような絵画を手がけてきた水木。ときには、スニーカーの箱に油性ペンでドローイングするなど、写真や平面、立体など既存の表現方法を解体・再編し、作品化している。いずれも、スケート・ボーディングを通して見る都市のシステムを、同化と異化を繰り返しながら探求する、水木ならではの表現方法となっている。
本展は、水木の拠点とする京都と、WAITINGROOMの所在地である東京という地理関係、自身の制作プロセスとも類似することから由来する『伊勢物語』の第9段「東下り」をタイトルに用い、デッキテープと道路用塗料、チューイングガム等を使用した彫刻的絵画と、スニーカーの箱を潰した上に油性ペンで描くドローイング作品の新作を中心に構成。水木独自の身体感覚から繰り広げられる作品群を展開する。