EXHIBITIONS

柴田精一 新作展

柴田精一 Untitled 2018

柴田精一 Untitled 2018

 柴田精一は1984年香川県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後は、関西を中心に、2017年からは福岡県を拠点に活動。色彩を施した切り紙を複雑に重ね合わせ、繊細なイメージを表現した「紋切重(もんきりかさね)」シリーズを皮切りに、独自の方法によって平面と立体の境界を超えた制作を続けている。

 これまでの個展に、「柴田精一展」(ギャラリーヤマキファインアート、兵庫、2011、2015、2016)、「ねじれ世界をねじあける」(ギャラリーほそかわ、大阪、2012)。グループ展に、「ARTISTS’ FAIR KYOTO」(京都府京都文化博物館 別館、2018)、「1 floor 2010 質朴 / 技術」(神戸アートビレッジセンター、2010)などがある。

 ギャラリーヤマキファインアートでの3年ぶりの個展では、近年柴田が力を入れて取り組む、極めて薄い木を組み合わせたレリーフ作品を中心を展示。子供の造形表現の現場に立ち会うことで改めて得た「つくることとは何か」という大きな問いとの対峙から生み出される、柴田の新たな局面に注目する。